バスケットのゴール下でボールを受け止め、正面に立つプレーヤーにパスを送り返す――。そんなシュート練習用マシンが特許を得た。開発したのは、金沢市立工業高校(同市畝田東1丁目)で学んでいた生徒たち。3年間の学びの成果をつぎ込み、従来よりシンプルな構造で緩急自在のパス出しを可能にした。

 2017年度に電気科の3年生だった6人と、担当の島竹克大教諭(40)。週3時間ある課題研究の時間を使い、「電気の力で学校生活を便利に」をテーマに、取り組んだ。

 「予算を考えてつくることが難しかった」と森田秀雅さん(19)。材料は身近なところから、かき集めた。ボールを受け止める部分には廃棄寸前だったハンドボールのゴールネット、ボールを装置に誘導する部分にはバケツ、重さのあるボールを打ち出すモーターには、本来はものを磨くための工具「ベンチグラインダー」を使った。これらを地元のホームセンターで購入した、キャスター付きの棚に連結した。