「卓球・W杯団体戦」(9日、東京体育館)

 男子準決勝が行われ、前回2位の日本は7連覇中の中国に0-3で敗れて銅メダルとなった。第1試合のダブルスは丹羽孝希(スヴェンソン)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組が許シン、梁靖崑組に0-3で敗れ、第2試合は世界ランク5位のエース張本智和(木下グループ)が同1位のファン・ジェンドンに0-3のストレート負け。第3試合も吉村が同2位の許シンに1-3で敗れた。

 相手が強ければ強いほど力を発揮する張本は、過去1勝2敗の中国若手エースに対し、第1ゲームは4-2と快調な滑り出しを見せた。ただ、そこからは相手も本領を発揮。攻め込んでもあと1点を取りきれず、終わってみれば0-3のストレート負けとなった。

 「出だしはリードしたが、自分のプレーができすぎて逆に地に足が着かないような、簡単なミスをしてしまった。いいプレーをすると体が逆に動いてしまって(ボールが台から出てしまい)オーバーになる。いいプレーというより、1点をもっと積み重ねたい」。真のエースとなるべく“勝つための卓球”を今後の課題とした。

 従来のファン・ジェンドン戦では、張本の代名詞であるバックハンドで応戦していたが、今回は強化してきた課題のフォアハンドでも成長のあとを見せた。「今までフォアはなめられていたと思うが、(相手に)簡単に(自身の)フォアに打ってはいけないとイメージさせることができたかな。(今までは)大事なところで最後フォアに打たれて負ける試合が多かったが、今日は負けるにしてもフォアでは負けなかったので」と収穫を口にし、「たくさん(ファン・ジェンドンと)試合する中でいいところと悪いところがわかってきている。それを発揮することは難しいが、できるようになれば勝てると思う」と、東京五輪に向けて打倒世界1位への道筋を見いだしていた。