東京五輪のマラソンと競歩の開催地が札幌に決まったことを受け、大会組織委員会の森喜朗会長が7日、札幌市を訪れて鈴木直道知事、秋元克広市長と会談した。協力を要請する森氏に対し、知事と市長は「オールジャパンで取り組む」と約束する一方、費用負担をめぐる駆け引きも始まった。残り約9カ月と時間が迫る中、開催に向けた実務者協議が本格化する。

 午後1時、道庁で鈴木知事と会談に臨んだ森会長は「大変ご迷惑なことですが、オールジャパンということで何とぞよろしくお願いします」と、改めて競技開催の協力を要請。立ち上がり深々と頭を下げた。鈴木知事は「オールジャパンの態勢のためにも組織委には汗をかいていただきたい」と応じた。

 開催費用負担の話題になると、鈴木知事は大きな手ぶりを交え、組織委が負担する根拠を力説。「組織委負担が基本的な考え方と認識している。ボタンの掛け違いがないようにお願いしたい」とくぎを刺した。