1988年ソウル五輪の代表決定で柔道男子95キロ超級の座を争ったのが斉藤仁(故人)と小川直也。あれから31年。3日にあった講道館杯全日本体重別選手権の男子100キロ超級で、斉藤氏の次男・立(たつる)(17)=東京・国士舘高3年=と、小川氏の長男・雄勢(23)=パーク24=が初対決した。

 3位決定戦進出をかけた敗者復活戦。両者とも身長190センチで左組み。体重は160キロの斉藤が、136キロの小川より24キロ重い。太い大木のような2人が技を掛け合うと会場がどよめいた。斉藤は大外刈り、小川は支え釣り込み足で相手を崩しかけたが、決定打は奪えず延長へ。「思った以上にきつかった」と斉藤。それでも前に出続け、最後は、小川が三つ目の反則を受けて勝負が決まった。

 反則負けとなった小川は悔やんだ。「高校生相手に投げられなかった自分が悪い」。斉藤の印象は「強かった」とだけ語った。