フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、フランス杯は2日、フランスのグルノーブルであり、男子フリーは世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(米)が合計297・16点で制し、12月のGPファイナル進出を決めた。平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)はジャンプで3回転倒して136・79点と伸びず、合計215・84点で総合8位。シニアのGPシリーズで初めて表彰台を逃した。

 女子フリーは、昨季の全日本女王でショートプログラム(SP)6位の坂本花織(シスメックス)が135・16点で合計199・24点で4位だった。優勝はSP首位で16歳のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)。2本のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを決め、合計236・00点でGP初出場優勝を果たした。GPシリーズの女子はロシア勢が3連勝。

 GPシリーズ第4戦中国杯は8日に中国の重慶で開幕する。日本勢は田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)や宮原知子(関大)、本田真凜(JAL)らが出場する予定。

■コストルナヤ、アクセル成功

 女子は今季からシニアに上がってきたロシアの新星がまた、GPシリーズを制した。16歳のアリョーナ・コストルナヤだ。

 フリーで2本のトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを決めるなど、大きなミスなく滑りきった。「クリーンな演技ができた。でも、ジャンプもスピンも、もっときれいに完成させていきたい」。合計点で、平昌五輪女王の2位アリーナ・ザギトワ(ロシア)に20点近い大差をつけ、日本勢最高の4位坂本花織(シスメックス)とは36・76点差だった。

 GPシリーズ第3戦を終え、スケートアメリカを勝った15歳のアンナ・シェルバコワ、スケートカナダを制した15歳のアレクサンドラ・トルソワに続き、ロシア勢が頂点に立った。フィギュア大国の勢いが止まりそうにない。(大西史恭)