茨城県北の豊かな自然と里山を歩いて結ぶ「県北ロングトレイル」構想が始まった。全長350キロとなるコースの策定、整備はボランティアで行い、行政が支援する。目玉となる名所は少ないが、「線」としてつなぐことで新たな魅力を生むことが狙いだ。

 県北ロングトレイルを提唱したのは、水戸市やつくば市でアウトドア専門店を展開する「ナムチェバザール」社長の和田幾久郎さん(52)。3年前から検討を進め、県や地元6市町と研究会を設置。県は3年かけて整備を進めることを決め、今年度は900万円の関連予算を計上した。

 山岳地域に偏りがちな他県のトレイルとは異なり、滞在・体験型のツーリズムを前面に出す。山林と地域の里山を結び、自然の中で温泉、歴史・文化遺産、民泊、食、アクティビティーを楽しめるコースを目指す。