2020年東京五輪の体操競技(体操、新体操、トランポリン)やパラリンピックのボッチャの会場となる有明体操競技場(東京都江東区)が完成し、29日に報道陣に公開された。大会組織委員会によると、東京大会の新設会場で最も多く木材が使われたという。

 「湾岸エリアに浮かぶ木の器」が設計コンセプトで、1万2千人収容の会場を木材を用いた大きな屋根(幅約90メートル、奥行き約120メートル、高さ約30メートル)が覆う。梁(はり)に長野県や北海道のカラマツ約1500立方メートルを使い、観客席に三重県、外装のひさしに静岡県などの杉計約800立方メートルを活用した。

 組織委の福井孝一・ベニューゼネラルマネージャー(会場責任者)は「木の香り、ぬくもりが感じられ、開放感あふれる会場になった」と語った。

 建設費は都と組織委が負担し約205億円。大会後に都が客席などを撤去し、一部改修後、展示場として利用する予定。来月28日からのトランポリン世界選手権がこけら落としとなる。(荻原千明)