陸上世界選手権の男子50キロ競歩で金メダルを獲得し、東京五輪代表に内定した石川県能美市出身の鈴木雄介選手(31)が24日、「(五輪で)金メダルを取る自信はある」と力強く宣言した。この日、県庁で県スポーツ特別賞を受けた。

 谷本正憲知事から賞を贈られた鈴木選手は、世界選手権が開催されたカタール・ドーハのレースを振り返り、「本当に過酷だったが、県民のみなさんの声援のおかげで優勝でき、東京五輪を決められた」とあいさつした。式の後、競歩が札幌で開かれる可能性があることについて聞かれると、「やることをやるだけ。どちらでも金メダルをとる自信はある」と答え、「運営の人や、観客のことを第一に考えて欲しい」と話した。

 鈴木選手は、2006年の世界ジュニア選手権1万メートル競歩で3位。10年に富士通へ入社し、20キロ競歩で12年ロンドン五輪に出場。15年に1時間16分36秒の世界記録を樹立。だが、股関節のケガに悩み3年近く試合にでられなかった。今年から50キロに本格的に取り組み、4月に日本記録、9月の世界選手権で日本勢初の金メダルをつかんだ。

 世界選手権の生放送を見たという谷本知事は「ケガで苦しんだ時期を乗り越え、見る人に夢と希望を与えてくれた。五輪でも活躍して欲しい」と激励した。(木佐貫将司)