J2町田ゼルビアは11日、町田市内でサポーターミーティングを行い、クラブ名を「FC町田トウキョウ」に改名することを表明した。

 配信された同ミーティングの動画によると、昨年10月に経営権を取得したIT大手・サイバーエージェント社長で、町田オーナーの藤田晋社長(46)はチーム名変更が契約時の項目に入っていたと説明。先月末に来季のJ1ライセンスを付与され、改名は今後のクラブ発展のためのスポンサー獲得、ブランド力向上のための施策で「東京全域でマーケティングを展開する、選手獲得やブランディングなどさまざまな利点があるので『トウキョウ』は外せない」とした。

 新エンブレム、アメコミ風の新マスコットを発表。一方で、97年からクラブ名だった「ゼルビア」は運営会社名として残し、クラブマスコット「ゼルビー」はスタジアムマスコットに、チームカラーは変えない、本拠地・町田からも移転しないと説明した。21年のJ1参戦、24~25年にJ1優勝を戦えるチームを目指すと掲げた。

 だが、出席したサポーターからは反対の声が噴出。「(新チーム名は)くそダサい。親会社がほぼない状態でJ2まで上がってきた町田の誇りを全く無視したブランディング。どうしても納得がいかない」「名前とエンブレムを拠り所に応援してきた。ビジネスで応援していない」などと不満をぶつけた。

 さらに、男性サポーターは「ゼルビアという名前が好き。東京町田ゼルビアじゃダメなのか? 僕らの声は無視なのか?」と涙ながらに訴えた。藤田氏は、改名に際してサポーターの意見を取り入れなかったことに「正直ミスだった。申し訳ございませんでした」と謝罪し、「(東京町田ゼルビアは)検討したが、長い。東京とゼルビアを両立させるのは難易度が高かった」と話した。

 当初は同ミーティング後にクラブとして改名を発表予定だったが、改名に反対する声も多かったため、藤田社長は「(リリースは)いったん保留にします」とした。