◆秋季高校野球 東北大会 ▽1回戦 東奥義塾6―3秋田商(11日・岩手県営)

 開会式と1、2回戦の計4試合が行われた。1回戦で東奥義塾(青森3位)は秋田商(秋田3位)に6―3で、前回出場した1957年以来、62年ぶりの勝利を挙げた。

 62年前に肩を並べる1勝で、東奥義塾が新たな歴史を刻んだ。開会式後に行われた秋田商との“開幕試合”に6―3で勝利。1点を先制されながら逆転し、7回に2点差に追い上げられながら逃げ切った展開に、工藤秀樹監督(41)は「しのいでワンチャンスをものにする、うちらしい試合だったかな」と振り返った。

 様々な“反省”を生かした。青森山田に1―3で敗れた県大会準決勝は、「低めの変化球に手を出して、ボール球を振っていた」と小田桐裕也主将(2年)。秋田商戦は低めの見極めを徹底し、甘い球を狙っていった。また、この日朝、ほとんどの選手が集合時間に遅れて指揮官を激怒させたという。試合前、工藤監督から「目の覚めるような試合をしてくれ」という喝に応えるかのように、3点を奪った2、5回はいずれも3安打を集中させて流れに乗った。

 62年前も初戦を突破して4強入りしたが、出場8校だったため1勝のみ。「この勝ち方は次につながる」と手応え十分に語った小田桐主将を中心に、東奥義塾が初の1大会2勝を目指して学法福島との2回戦に挑む。(有吉 広紀)