◆卓球 ワールドツアー ドイツ・オープン第4日(11日、ドイツ・ブレーメン)

 男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク13位の水谷隼(30)=木下グループ=は、同7位のティモ・ボル(38)=ドイツ=に3-4で惜しくも敗れた。

 水谷は元世界1位でドイツの“皇帝”ボルと16年リオ五輪団体準決勝で対戦して以来、国際大会では約3年ぶりの対戦だった。リオ五輪では勝利したが、通算では2勝15敗。この日もゲームカウント1-3と追い込まれたが、第5ゲームで0-3となったところでタイムアウト。ここから巻き返し、投げ上げサーブなどで翻弄。台から離れた位置のラリーでも積極的に仕掛け、2ゲームを連取して追いついた。

 第7ゲームも9-3と大きくリードしたが、地元・ドイツの観衆の大声援を受けたボルの猛追を受け、6連続失点を喫した。それでも10-9と先にマッチポイントを握ったが、最後はラリーから失点し、10-12。あと1点に泣き、フルゲームで敗れた。

 試合後、水谷は厳しい表情で引き上げたが、勝ったボルも互いの健闘をたたえた。「信じられない。地元で会場の声援があったから諦めずに戦えたが、驚くほど流れが変わった。ジェットコースターのようなゲームだった」。長年、切磋琢磨(せっさたくま)してきた水谷に「途中から非常に攻撃的でいいプレーをしていた。私たちはすごく経験があり、いつも互角の試合になる。お互いのことを良く知っているし、本当にわずかな、わずかな差しかない」と敬意を表した。