「セCSファイナルS・第3戦、巨人6-7阪神」(11日、東京ドーム)

 リリーフ陣の誤算に巨人・原辰徳監督は険しい表情を浮かべた。逆転負けで、日本シリーズ進出決定は13日の第4戦以降に持ち越しとなった。指揮官は「まあ、やっぱり1イニング5失点というのはねえ。9つの四死球というのはね。守るのは難しいよ」と制球難の投手陣に苦言を呈した。

 CS初先発の戸郷が3回を1失点。ここまでのゲームプランは予定通りだった。しかし、第2先発として中盤の長いイニングを任された桜井がまさかの乱調。四回こそ無失点に抑えたものの、五回先頭の福留に四球、続くマルテには死球。さらに糸原にも四球を与え「気合が空回りした」と無死満塁のピンチを招いた。

 たまらず原監督は高木にスイッチも3本の適時打を浴びて逆転を許した。九回には中川が大山に右翼席へ決勝弾を浴びた。8勝を挙げた桜井、16セーブ&17ホールドと今季頭角を現した中川。両者が崩れる意外な展開に原監督は「実戦を想定した練習をしていたのかというところだね」とシーズン終了後の調整を問題視する。

 12日は台風接近のため試合がない。第4戦に向けて、原監督は「1日でしっかり準備して、備えるということですね」と言った。心も体もリセットして、次戦こそ日本シリーズ進出を決める。