第72回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞盛岡総局など後援)が11日、岩手県で開幕した。岩手県営、花巻の両球場で1、2回戦計4試合があった。東海大山形(山形3位)は1回戦で磐城(福島3位)に0―6で、日大山形(山形2位)は2回戦で一関学院(岩手3位)に5―9でいずれも敗れた。

 12、13の両日の試合は台風19号による大雨が予想されるために順延が決まっており、2回戦の残り6試合は14日に行われる。

 「申し訳ない。みんなで踏ん張ろう」。東海大山形の畑中悠哉投手(2年)は六回に2失点してリードを広げられた後、ベンチに戻ると仲間に呼びかけた。

 エースで4番、さらに主将という重責を担う。最後まで仲間らに声をかけ続けてチームを引っ張ったが、及ばなかった。

 序盤は緩急で相手打線を封じていた。だが、次第に変化球を狙われるようになり、五回に4安打を浴びて2失点。六回は抑えようという力みから制球を乱して失点を重ねた。それでも、野手が再三の好プレーでもり立ててくれた。

 試合後、畑中投手は「自分のせいです」と悔しさをにじませた。「エースで4番の自分がチャンスやピンチに強くならないといけない。苦しいときに踏ん張れる選手になる」。敗戦の悔しさをばねに成長を誓った。(鷲田智憲)