「W杯アジア2次予選、日本6-0モンゴル」(10日、埼玉スタジアム)

 日本は6-0でモンゴルに快勝し、2連勝で勝ち点6とした。ゴールラッシュへ導いたのは、先制点をマークしたMF南野拓実(24)=ザルツブルク。ミャンマー戦に続くW杯予選初戦から2試合連続得点は、1993年のW杯米国大会予選のFW三浦知良以来、26年ぶりの快挙となった。日本は15日に敵地でタジキスタンと対戦。この勢いで3連勝を飾る。

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 右からのクロスをヘディングで決めた南野の先制点は、ゴール前へ入り込むタイミングが素晴らしかった。右サイドを伊東が突破し、先に永井が中央に走り込んで、南野はやや遅れて入った。

 相手が人にしっかりついてくる守備ではなかったとはいえ、クロスに完璧に合わせたのは南野が成長した部分だ。何よりあの1点の重み。焦りを消し、落ち着きを取り戻す意味で、チームを安心させたゴールだった。

 アシストした伊東は、右サイドから持ち味のスピードで抜くという積極性がプレーに表れ、大迫不在の試合で攻撃の核になった。あのスピードは大きな武器だし、大迫が戻ってきても、大迫をより生かす存在になり得る。同じポジションには堂安や久保もおり、今後の競争が楽しみだ。

 後半は相手をどう崩すかに意識がいって攻撃が停滞しかけた中で、再びチームに勢いを与えた原口のゴールを狙う姿勢が印象的だった。最後に同じ愛媛人の長友、鎌田がゴールを決めたのは個人的にうれしかった。(02年日韓、06年ドイツW杯日本代表=デイリースポーツ評論家)