◆カタールW杯アジア2次予選日本6-0モンゴル(10日、埼玉スタジアム)

 絶好調男がキング・カズに並んだ! 前半22分、右からのクロスをMF南野拓実(24)=ザルツブルク=が頭で合わせ先制。森保ジャパン最多となる代表通算8得点目で、W杯予選での開幕2試合連続得点は、1993年の米国大会予選で三浦知良が記録して以来26年ぶりの快挙だ。DF長友佑都(33)=ガラタサライ=は前半33分に3点目を決め、09年10月8日の香港戦以来10年ぶり代表4得点目でチームを勢いづけた。

 南野がゴールラッシュの口火を切った。序盤から何度も決定機を作りながら、1点が遠かった前半22分。右のスペースに飛び出したMF伊東のクロスに頭で合わせ、相手のゴールネットを揺らした。森保ジャパンでは単独1位となる8得点目に「(クロスは)狙っていた部分ではあった。うまくゴールにつながって良かった」と声を弾ませた。

 9月10日のミャンマー戦に続く2試合連続得点。W杯予選での開幕2戦連発は、93年米国大会アジア1次予選のタイ、バングラデシュ戦でゴールした三浦知良以来。26年ぶりの快記録は知らなかったが「記録より、子供の時に夢見てた、偉大な選手たちが戦ってきた舞台で自分も戦えていることに喜びを感じます」とクールに振り返った。

 所属のザルツブルクでは今季、開幕から2試合連続得点などリーグ戦7試合4得点。海外移籍する際の目標のひとつだったという欧州CL1次リーグでは、昨季王者のリバプールから1ゴール1アシストを記録し世界にアピールした。「トップクラスのレベルの舞台での経験は自分の成長につながる。結果を残すのは、選手としての自信にもなる」と南野。ビッグクラブへのステップアップを目指す上で、国内で得点を積み重ねること以上に重要な意味を持つ大舞台での得点は、24歳のアタッカーにこれ以上ない自信を与えた。

 前半33分の3点目の場面では伊東とのワンツーで得点に絡むなど、後半16分に途中交代するまで攻撃の核として抜群の存在感を発揮した。今ラウンドの2試合を前に「大迫不在」がキーワードのようにつきまとったが「大迫選手がいないっていうのは僕自身、あんまり気にしていなかった。誰が出ても高いレベルの選手がそろっていますし、今日も示せたと思う」。背番号9の頼もしさは増すばかりだ。(種村 亮)