“2代目ガッツ”育成を託された。日本ハムのヘッド兼打撃コーチに就任した小笠原道大氏(45)が10日、札幌市内で就任会見。2006年以来、14年ぶりの古巣復帰に「浦島太郎のような気分。ふつふつと火が大きくなってくるのを実感した」。かつて北のサムライと呼ばれた男が、現役時代と変わらぬ熱意を胸に北の大地に帰ってきた。

 代名詞のフルスイングで数々の打撃タイトルを獲得し、引退後は中日で2軍監督を4年。同席した栗山英樹監督(58)からは「『小笠原道大が必要なんだ』と。それをつくってくれ」と期待された。選手に求めるのは「体の強さ」。年間通して戦い抜く基礎体力の向上が小笠原流。「けがをする可能性も出てきますけど、それくらいやっていかないと。その中で残っていく強い人間が、1年間戦える」。故障ぎりぎりまで追い込むための練習量増加も辞さない。

 清宮を筆頭に平沼、石井ら2代目候補を育てる。初陣予定は秋季キャンプ。「(春季キャンプの)予行演習と捉えてもらったら。いきなり100%はできませんので。1割に満たないくらいで」とガッツ流のプロローグを予告。北のサムライが、さっそく改革に取りかかる。(秦 雄太郎)