◆2019 セノン クライマックスシリーズ・セ 最終ステージ第2戦 巨人6―0阪神(10日・東京ドーム)

 亀井の最初のワンプレーが、チームに勢いを呼び込んだ。初回先頭、高橋遥から放ったライナー性の打球が右翼線で弾むと、一塁を回り、気迫のヘッドスライディングで二塁を陥れた。「トップバッターとしては初回に塁に出ることが絶対条件になるのでね」。続く坂本勇の右前安打で三塁へ進むと、3番・丸の併殺打の間に先制のホームを踏んだ。

 勢いは止まらない。3回2死から右前安打を放つと、5回1死からは右中間へ二塁打。3安打はいずれも、シーズンでは打率1割9分と抑えられていた左腕投手からマークした。これには原監督も「みんな亀ちゃんに触発されながらいっているような感じがしてよかったね」と拍手を送った。

 CS前の調整期間中に踏み出す右足のタイミングの取り方を修正し、初戦は1、2打席目で出塁し、この日も3打席連続安打。2戦計7打数4安打3得点となり「しっかり調整することができた」と、最高の役割を果たしている。チームは連勝で、日本シリーズ進出に王手をかけた。最強の1番がチームを支えている。