◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ 最終ステージ第2戦 西武6―8ソフトバンク(10日・メットライフドーム)

 2年連続でパ・リーグを制した西武が、序盤の大量失点が響いてソフトバンクに敗れて2連敗。1勝のアドバンテージを含む対戦成績は1勝2敗となった。

 先発・今井がソフトバンク打線に立ち上がりから捕まった。初回に中村晃に先取点となる右前適時打を浴びると、2回にも牧原に右犠飛を許し、3回には中村晃に2ランを浴びるなどさらに4点を献上。3回途中7安打6失点でKOされ、マウンドを降りた。4回には2番手・佐野も内川に右前適時打を浴びて0―7と点差を広げられた。

 最後まで立て直すことの出来なかった今井は「(1、3回は)イニングの先頭打者をアウトにとれなかったので苦しいピッチングになってしまった。まっすぐも変化球も高く浮いてしまい、森さんの要求通りに投げられなかった。昨年に続いてクライマックスシリーズの大事な場面で登板の機会をいただいたのに、期待に応えられず申し訳ないです」とうなだれるしかなかった。

 4回2死で、この試合初安打となるソロ本塁打を外崎が左翼席に運ぶと、打線も目覚めた。5回には源田、中村の適時打などで3点を奪って、3点差までに詰め寄った。流れをつかみかけたかのようにも見えたが、直後の6回に2死走者なしから、マーティンがグラシアルに2試合連続弾となるソロを浴びて再びリードを4点に広げられた。

 7回に西武は甲斐野から無死一、三塁のチャンスを作り、中村の遊ゴロで1点を返した。さらに8回には2死走者なしで金子侑がモイネロから左翼線への二塁打を放つと、3打席連続三振など4打数無安打と当たりが出ていなかった秋山が右前適時打を放ち、2点差に。なおも2死一塁となったところでソフトバンクは守護神・森を投入し、源田を打ち取って2点差で9回に突入した。

 4時間を超える大熱戦となった2戦目。9回に西武も守護神・増田を投入して無失点で抑え、2点を追って9回裏の攻撃を迎えたが、イニングまたぎとなった森を攻略することが出来ずに、試合終了となった。

 2連敗で1勝2敗。優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられるようになった08年以降で、優勝チームが初戦から2連敗したのは12年巨人、14年巨人、17年ソフトバンクに続いて4チーム目。だが、14年の巨人をのぞいて2チームはその後黒星が重なって敗退しており、わずか3例という少ないデータながら、まだ西武の突破率も67%あるといえる。西武打線は2ケタ安打と目を覚ましてきたこともあって、3戦目以降も目が離せない展開になってきた。