プロ野球ドラフト会議が、17日に行われる。プロ入りを目指し、全国の高校・大学から計247人(高校生139人、大学生108人)が、プロ志望届を提出した。県内からは4人が提出。静岡大の奥山皓太外野手(4年)は同大史上初の指名を目指している。

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奥山は9月、幼い頃からの憧れであるプロ入りに向け、同志望届を提出した。「用紙に必要事項を書き込んで、自分で郵送しました。ポストに投函(とうかん)した瞬間、これで本当にスタートラインに立つんだなと感じました」。

山梨県甲府市出身。甲府西高では、エースとして3年夏に県8強入りを果たした。だが静岡大入学後、高2秋から抱えていた右肘の痛みが悪化。同大3年春、50メートル5秒9の俊足と遠投約120メートルの強肩を生かすため、外野への転向を決断した。同秋のリーグ戦からレギュラーに定着。「リーグ戦の出場自体が初めてだったので、がむしゃらにプレーしました」。

4年生となり、本格的にプロを目指し始めて春のリーグ戦に臨んだ。優勝争いをするチームの中で主力として活躍したが、シーズン終盤に右足の肉離れで離脱。チームも優勝を逃したことに「みんなに迷惑をかけ、悔しいシーズンになってしまった」と振り返った。

それでも、プロ球団から調査書が届き、運命の日に向けて心も高ぶる。「当日は、自宅でテレビにかじりついていると思います」と笑うが、「ここから先は、自分ではどうすることもできない。落ち着いて待ちたいと思います」と冷静さも忘れなかった。【河合萌彦】

◆奥山皓太(おくやま・こうた)1997年(平9)9月3日、甲府市生まれ。小3で野球を始め、甲府西高では3年夏にエースとして県8強に貢献。静岡大入学後に外野手へ転向し、3年秋からレギュラーの座を獲得した。右投げ右打ち。186センチ、93キロ。血液型A。家族は両親と姉。