◆卓球 ワールドツアー ドイツ・オープン第2日(9日、ドイツ・ブレーメン)

 男子シングルス予選3、4回戦が行われ、世界ランク132位の松平健太(28)=T.T彩たま=が本戦進出を決めた。3回戦で123位のバドフスキ(ポーランド)に4―3、4回戦で32位のプツァル(クロアチア)を4―0で下した。

 松平が復調気配を漂わせた。バドフスキとの3回戦はゲームカウント0―3と追い込まれたが「内容は悪くなくて、何かを変えたらいけるっていうのもあったので、戦術を変えた途端に結構はまりましたね」。大逆転勝利で会場を沸かせると、4回戦では今年の世界選手権でも16強入りした格上のプツァルをストレートで撃破。「サーブレシーブやコース取り、戦術はこっちの方が上だと思った。普通にまともにやったら向こうの方が強いので、それをうまく外すことができました」と納得の表情で振り返った。

 17年11月に9位だった世界ランクは100位台に落ち込んだ。5月にはT.T彩たまに所属先を変え、心機一転。かつての個人コーチだった坂本竜介監督と再びタッグを組んだ。「僕のことをものすごく知っている一人。プライベートでもすごく良くしてもらっていて、いい方向にいってるのかなと思います」。今大会でナショナルチームのコーチとして初めて海外遠征に帯同し、ベンチに入る岸川聖也の存在も「すごくいいコミュニケーションが取れています」と支えになっている。

 ワールドツアーでの本戦進出は、準優勝した昨年8月のブルガリア・オープン以来、約1年2ヶ月ぶりになる。「たまたまだと思います」と謙遜したが、本戦に向けて「予選1回戦からすごくいい試合ができている。やれるだけの力を出し切ってやりたい」と表情を引き締めた。