巨人の宮本投手総合コーチが10日、当初検討されていた11日のCS最終S第3戦・阪神戦(東京ドーム)の先発を回避する決断を下した菅野智之投手(29)について報道陣に説明した。

 菅野は腰痛からCSで復帰するかの判断を首脳陣に一任され、リハビリを進めてきた。8日に1軍合流して一度は11日に先発する方向となった。だが、試合に投げることはできても、勝利に貢献できるかなどを慎重に検討した結果、チームのことを最優先に考えて9日の練習後に自ら登板しない決断を下し、申し出た。

 宮本コーチは菅野について以下のように話した。

 「本当、状態良いみたいなんですよ。昨日ブルペンで投げた。彼も言ってるように、投げられないわけではない。ただ勝つために、チームのことを考えてくれた。だから昨日、彼には『ここまでお前もいろいろ悩んできただろうし、つらい思いをさせたのは申し訳ない』と謝りました。きのう僕のところに来て『すみません。投げられません」と。投げられないというのは、投げられるけど勝利に貢献できるか彼は考えた。そんな感じだったので『勇気を持って言ってくれてありがとう』と言いました。(初戦に)勝ったから、ではない」と試合前に決まっていたと強調した。

 今後は日本シリーズでの復帰を目指すという。宮本コーチは「本当に状態が良ければ、フェニックスリーグでも投げて、次の日本シリーズを目標としてやっていく。それは彼の意思を尊重していきたい」と方針を示した。

 菅野はこの日、ジャイアンツ球場でファームの練習に合流。アップ、キャッチボール、遠投の後にブルペンに入った。立ったトレーナー相手に投球した後、トレーナーに座ってもらって12球を投じ、その後に短距離ダッシュも行った。