広島の会沢翼捕手(31)が10日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、チームに残留すると発表した。来季から3年契約を結ぶ。

 マツダスタジアムで会見に応じた選手会長は、冒頭で「私、会沢翼はFA権を行使せず広島に残留することにしました」とすがすがしい表情。「このチーム、この仲間が好き。佐々岡新監督のもと、来年もチームのために頑張っていきたい」と言い切った。

 会沢については楽天が国内FA権行使を視野に獲得調査に乗り出していたが、プロ13年を過ごした球団とファンに“男気”を見せた格好。来季も広島で扇の要としてV奪還に挑む。

 会沢は今季初めて規定打席に到達。打率2割7分7厘、2年連続3度目の2ケタとなる12本塁打をマークし、リーグトップの得点圏打率3割5分1厘の勝負強さで、キャリアハイの63打点を積み上げた。今季のサヨナラ打3本はシーズン球団最多タイ記録。5番打者も15試合で務めるなど「打てる捕手」として存在感を存分に示した。11月の国際大会「プレミア12」の侍ジャパンにも選出されている。

 ◆会沢 翼(あいざわ・つばさ)1988年4月13日、茨城・日立市生まれ。31歳。水戸短大付高(現水戸啓明)では甲子園出場なし。2006年の高校生ドラフト3巡目で広島入団。17、18年にベストナイン。通算704試合、打率2割6分4厘、58本塁打、241打点。177センチ、91キロ。右投右打。年俸9200万円。既婚。