J1のC大阪への来季入団が内定している神奈川・桐光学園FW西川潤(17)がこのほど、ブラジルで26日(日本時間27日)から始まるU―17W杯に臨む日本代表に選出された。飛び級で出場した5~6月のU―20W杯(ポーランド)に続く大舞台に挑むストライカーが、大会への意気込みを語った。

 西川が「今年2度目」のW杯に挑む。U―20W杯では、日本は決勝トーナメント1回戦で韓国に惜敗。自身は韓国戦を含む3試合に出場し、無得点に終わった。「対戦相手の判断スピードや1歩目の速さ、DFが寄せてくるスピードが全然違った。あとは1点の重みというか、最後の韓国戦もそうでしたけど本当にちょっとした部分が、あのレベルだと差を生むんだな、と」と世界との差を痛感したと振り返った。その一方で、「背後に抜けるタイミングとスピードは、ある程度通用したと思います」と手ごたえも口にした。

 本大会出場を決めた昨年のU―16アジア選手権(マレーシア)では、タジキスタンとの決勝戦で決勝ゴールを決め、日本を12年ぶりの優勝へとけん引。MVPを獲得した。今年に入ってからは同カテゴリーの代表活動に参加できない時期が続き、9月のエクアドル遠征でようやく合流。準備期間は短いものの「これまで一緒にやっている選手もいるので。1回やって合わせられるくらいじゃないとやっていけない」と意に介さない。

 遠征から帰国後はコンディション調整に努めてきたが、9日から高校のチーム練習にも加わり、W杯に向けて照準を合わせている。西川と同学年の日本代表MF久保建英(18)=マジョルカ=が飛び級で出場した前回のU―17W杯は、日本は決勝トーナメント1回戦でイングランドにPK戦で敗れ敗退。「予選の相手は強豪ですけど、まずは1戦1戦、全力で戦っていく。前回がベスト16だったので、そこのラインを越えたいとは思います」と言葉に力を込めた。

 得点感覚とパスセンスを併せ持ち、突破力も魅力のレフティー。桐光学園で1年時から背番号10を背負い、今夏の高校総体初優勝に貢献した。特別指定選手として練習参加しているC大阪では、4月にクラブ年少2位の17歳1か月23日でリーグ戦デビュー。海外クラブからも熱視線を送られている存在だ。

 西川自身も「(注目されることは)すごく光栄なこと。今回のW杯もそうですけど、色んな方が注目してくれるなかで自分がどれだけ力を発揮できるか」とアピールに意欲を見せた。不完全燃焼に終わった世界大会から約4か月。W杯で味わった悔しさは、W杯で晴らしてみせる。