湘南は10日、選手・スタッフに対するパワーハラスメント(パワハラ)行為がJリーグの調査で認定され、8日に退任した曹貴裁(チョウ・キジェ)監督(50)の後任として、アカデミーダイレクターと湘南U―18監督を兼務する浮嶋敏氏(52)が就任すると発表した。

 浮嶋氏は、曹監督がトップチームの指揮官に就任した2012年にコーチとしてチームを支えた。13年からは下部組織全体を統括するアカデミーダイレクターとして、曹監督が掲げる走り勝つ「湘南スタイル」のメソッドを育成年代に共有。5月のU―20W杯(ポーランド)で主将を務めたMF斉藤未月(20)らを指導した。

 また、新設されるゼネラルマネジャー(GM)職には下部組織でテクニカルダイレクターを務めた関口潔氏(50)、トップチームコーチにU―18コーチの石川桂氏(31)が新たに就任した。

 チョ監督はパワハラ疑惑が明るみになった8月13日から活動を自粛。チームは代行監督を務めた高橋健二コーチ(49)の下で6試合勝利がなく、J2自動降格圏の17位・松本と勝ち点3差の15位と低迷している。

 チームはこの日の練習から「浮嶋体制」を始動。リーグが再開する19日の横浜M戦(ニッパツ)で新体制の初陣を迎える。

 ◆浮嶋 敏(うきしま・びん)1967年9月4日、東京都生まれ。52歳。現役時代は日産ファーム、富士通でプレーし、95年に現役引退。2006年に横浜Cジュニアユース監督に就任。その後は同育成部長やユース監督を歴任した。11年から湘南のトップチームコーチとなり、13年からは同アカデミーダイレクターを務める。