<セ・CSファイナルステージ:巨人5-2阪神>◇第1戦◇9日◇東京ドーム

巨人が第1戦に快勝しアドバンテージを含め2勝0敗とした。野球評論家の西本聖氏にゲームのポイントなどを聞いた。

-ファーストステージを勝って勢いのある阪神とペナントレースから間の空いた巨人。注目の初戦は巨人が序盤で試合を決めた。

西本氏 巨人は先発の山口が頑張った。最終回ちょっと苦しかったがそれでも2回までに挙げた5点が大きかった。

-阪神は先発の若い望月が1回にソロ本塁打2本で2失点。2回にも3点を失い降板した

西本氏 阪神ベンチの短期決戦の戦い方に疑問が残った。矢野監督は望月をもう少し早めに代えるべきだったのではないか。2回2死一、二塁で亀井を迎えた場面。ここで代えたかった。彼は阪神のエースではない。エースだったら続投でよいと思うが、短期決戦。しかも1勝のアドバンテージが巨人にはある。ここは何としても3点目をやらない。となればここで3回の頭から使った岩貞に代えるべきだったと思う。おそらく3回の攻撃で9番の望月に打順が回って来ることで交代させなかったのだろう。しかし続く坂本にも2点タイムリーを打たれて0-5。序盤で試合が決まってしまった。短期決戦は攻めるにせよ守るにせよ先手、先手を打っていかないといけない。

-攻撃面ももっと仕掛けてもよかった

西本氏 5回表に先頭の梅野が四球で出塁した。さらに続く代打鳥谷が何とかフルカウントまで持っていった。ここで思い切って梅野にスタートさせてほしかった。三振ゲッツーになるかもしれないが、前に転がれば最低でも1死二塁になりプレッシャーをかけられる。結局鳥谷は二ゴロ併殺打。ここは動く勇気を持って欲しかった。

-選手の起用については

西本氏 ファーストステージで活躍した北條をスタメンで使って欲しかった。短期決戦では彼のようなラッキーボーイや調子の良い選手をどんどん使っていくべき。3回以降、リリーフ陣は巨人を無得点に抑えたし、最終回には巨人デラロサの乱調で3点差まで迫った。ペナント終盤に6連勝して3位でCS出場。失うものは無い。それだけに短期決戦ならではの思い切った采配、勇気ある采配を阪神ベンチに求めたい。