<YBCルヴァン杯:川崎F3-1鹿島>◇準決勝◇9日◇等々力

川崎フロンターレが逆転で鹿島アントラーズを下し先勝した。MF大島僚太(26)がピッチに投入され3分後に大仕事をやってのけた。大島は8月10日の名古屋戦でのウオーミングアップ中に左ふくらはぎ肉離れで離脱。今月に入り全体練習に合流していた。この日はベンチスタート。1-1で迎えた後半34分にピッチに入ると、スタンドから大きな声援が飛んだ。直後の後半37分、大島は攻撃エリアのMF阿部浩之に鮮やかな縦パスを入れ、阿部がMF脇坂泰斗へ送り、脇坂が右足で流し込み逆転に成功した。後半40分には、コーナーキックの流れから阿部がダメ押し点。ホームでの第1戦で3-1と2年ぶりの決勝進出へ大きく前進した。

大島が入り、川崎Fの攻撃のギアが上がったのはだれの目にも明らかだった。2カ月ぶりのピッチに、大島は「緊張しました」とし、自身が入ってからの2得点に「雰囲気がすごく良かったですし、相手からしたら嫌だったのかなと思いました」と振り返った。逆転を演出した縦パスについて「阿部ちゃんが動いていたのが見えました」と冷静に語り「多少、途中からでしたので、無理せずにがむしゃらにという感覚でした。無事に終えられて良かったと思いますし、勝てて良かったと思います」。カップ戦のタイトルとリーグ戦残り6試合に向け、頼もしい司令塔が戻ってきた。