新刊「OVER 結果と向き合う勇気」(JBpress、10月15日配本)を著した前巨人上原浩治氏(44)が9日、都内で行われた出版イベントに参加。ファンと交流した。

登場してすぐのあいさつで「そんなに2時間、3時間もかかるような厚さではないので、すぐ読めると思います。ただ僕の野球人生は、これだけでは収まりきらない。また何年後かに、分厚いのを書きたいと思います」とファンを笑わせてイベントがスタート。最後まで会場には笑いがあふれた。

オリオールズ時代、マリナーズ戦に初先発した際のエピソードも披露。監督からミーティングで「イチローを抑えるにはどうしたらいいか話してくれ」と言われ「ヒットなら仕方がない。長打さえ打たれなければいい」と言ったところ、上原自身がいきなり二塁打、三塁打を打たれて「ちょっと怒られました(笑い)」。

一方、140キロ前後の直球で大リーガーたちをきりきり舞いさせてきたプライドものぞかせた。ドラフト候補の佐々木朗希投手(大船渡)の話題になると「163キロ? すげえな。ただプロに入ってどうかはやってみないと分からない。球が速ければプロで通用するかといえば、そうでもない。走る、投げる…自分で考えて練習することが大事だと思う」と話した。

また自分と同じく大リーグ挑戦を決意したDeNA筒香については「僕は常々、自分が行きたいという気持ちを持っているなら行くべきだと言ってきている。彼が行きたいという気持ちがあって決めたことなので、悔いのないように思い切りやってほしい」とエールを送った。

この日、同時刻には巨人がCSファイナル初戦の阪神戦を戦っていた。「(自分のイベントに)人が入るかなと心配してました。カメラの方々も本当は東京ドームに行きたかったんじゃないかと。でもここに来ていただいて感謝しています」と笑いをとると「(巨人は)日本シリーズに行くと確信しているので、シリーズでどうなるかを期待してます。(山口)俊が今年は本当に調子がいいし、(岡本)和真も上がってきている。じっくり戦えば大丈夫」と笑顔で話した。