<みやざきフェニックス・リーグ:中日2-0日本ハム>◇9日◇生目第2

日本ハム吉田輝星投手(18)が、根尾斬りで来季へ弾みを付けた。9日、みやざきフェニックス・リーグ中日戦(生目第2)に先発。フレッシュ球宴以来の対決となった、高校時代からのライバル根尾昂内野手(19)を3打数無安打2三振に封じた。自己最長7回を5安打2失点。自慢の直球を磨き、来季は1軍ローテ入りを目指す。

信じて投げた直球が、自信につながった。重要視していた根尾との1打席目。内角を突く直球を軸に、キレ味抜群の145キロで空振り三振に切った。沸き上がる観衆をよそに、続く京田は、この日最速147キロで詰まらせ右飛。「前(交流戦で登板時)に打たれていたので慎重にいきました」。初回を無失点に抑え、リズムに乗った。

今リーグのテーマは「全打者への初球は直球で入ること」に設定した。荒木2軍監督兼投手コーチから、もう一皮むけて欲しいとの思いから課題を与えられた。「結構、厳しいかなと思ったけど、腕を振った直球は通用した。初球は変化球でも2球目を直球で、しっかり抑えられるように追求したい」と磨いていく。

根尾との注目の対決も制した。3回の2打席目は初球の直球142キロを打たせて二飛。5回の3打席目は、全5球を直球で勝負した。最後は146キロで空振り三振を奪った。先制点を許した直後の2死三塁で「アイツ的にはチャンス。ここで抑えないといけないし、すごい自信になりました」と手応えをつかんだ。鍛錬の秋、飛躍へのきっかけを手にした。【田中彩友美】

▽日本ハム荒木2軍監督兼投手コーチ(吉田輝の投球に)「初球の直球が、半分以上ボールだったのはもったいない。初回から勢いは感じたね」