2020年東京五輪で人気競技と飲食サービスなどを組み合わせた、1セット最高635万円の高額観戦チケットについて、大会組織委員会は9日、先着順の販売をやめ、抽選販売にすると発表した。「想定以上の問い合わせをいただいたため。見通しが甘かった」としている。申し込みは12日まで。

 635万円のチケットは新国立競技場で11日間、開閉会式や陸上男子100メートル決勝などが観戦できる。このほか、開会式のみ110万円▽開閉会式180万円などで、最安は体操男女予選の9万円。16競技と開閉会式の計15会場分、191種類を売り、販売枚数は一般チケットの販売枚数780万枚(招致時の試算)の1%程度という。

 申し込みは専用サイト(https://officialhospitality.tokyo2020.org)からで、8月7日のオープン以来、約31万アクセスがあったという。7日から先着販売を想定した「申し込み」ができるようになっていたが、今回の変更でこの申し込みがそのまま抽選エントリーとなる。まだ済ませていない希望者も、このサイトから申し込む。

 抽選の結果、16日午後3時に注文内容の確認メールが届き、クレジットカードか銀行振り込みで購入手続きをする。購入は1商品あたり20人分までできるが、開会式は1人二つまで、閉会式は1人四つまでと制限がある。

 商品が余った場合は13日以降も受け付け、完売まで販売する。組織委は申込数を公表していないが、運営事業者の一つであるSTHジャパンによると、開閉会式の人気が高く、2012年のロンドン五輪では「個人より法人の需要が多かった」という。パラリンピックでの販売は行わない。(西村奈緒美)

■最高額(635万円)で観戦できるのは?

 <7月24日> 開会式

 <31日> 男子1万メートル決勝

 <8月1日> 女子100メートル決勝

 <2日> 男子100メートル決勝

 <3日> 男子3千メートル障害決勝、女子5千メートル決勝

 <4日> 女子800メートル決勝、同200メートル決勝

 <5日> 男子800メートル決勝、同200メートル決勝

 <6日> 男子400メートル決勝

 <7日> 男女4×100メートルリレー決勝

 <8日> 男女4×400メートルリレー決勝

 <9日> 閉会式

 (会場は新国立競技場。競技はすべて陸上で、主な種目)