阪神の望月惇志投手(22)が8日、“下克上ピッチ”で必勝を誓った。9日のCSファイナルS初戦に先発予定。矢野監督の大抜てきに感謝した上で、相手エースの巨人・山口に真っ向勝負を挑む。3位から劇的勝利で次ステージに進出。チームの勢いにも乗って、強力G打線を封じる覚悟だ。

 「技術的にも僕が何か勝っている部分はない。チャレンジするじゃないですけど、3位からいい流れで勝っているので。その流れに僕も乗れたらいい」

 緊張を笑みで隠しながら、大一番のマウンドに備えた。先発を聞いたのは7日・ファーストS第3戦前の練習中だった。「投げられることがうれしいし、マウンドに立てることも幸せ。感謝して投げたい」。矢野監督が開くミーティングの会話を例に、大役を託された喜びを明かした。

 「半々くらいですね、さすがに…。初戦という、初めての経験。投げられることは楽しみですけど、チームを背負って、初戦で投げる緊張感もあります」

 だが、まだ22歳。偽らざる胸中を明かしながら「それでもマウンドに立てば、投げないといけないので」と腹をくくって笑った。この日、決戦の舞台となる東京ドームのマウンドで、変化球を交えながら25球を投げた。最大の武器は150キロ超のストレート。CS初登板で流れを呼び込む。