◆第24回秋華賞・G1(10月13日・芝2000メートル、京都競馬場)

 3歳牝馬のラスト1冠を懸けた第24回秋華賞・G1(13日、京都)に、同G1と好相性を誇る友道康夫調教師(56)=栗東=はビーチサンバとレッドアネモスの2頭出しで挑む。

 西の名門、友道厩舎は2頭出しで勝負をかける。なかでも注目はビーチサンバ。1勝馬が勝てば秋華賞史上初めてのことだ。同厩舎は今回と同じ福永とのコンビで制したヴィブロス(16年)をはじめ、過去4頭の出走で〈2〉〈2〉〈10〉《1》着。連対率75%と好相性のG1だけに、不気味さは増してくる。

 秋初戦のローズSは向こう正面から動いて先団に取りつき、2着に粘り込んだ。福永は「当初の作戦は後方からだったけど、前に行って長くいい脚を使ってくれました。今後の選択肢が広がる内容でした」と手応えあり。レコード勝ちを収めたダノンファンタジーと同じ1分44秒4で駆け抜け、成長の跡を示した。

 ひと叩きした効果で、状態は上向き。大江助手は「ひと夏を越して心身ともにしっかりしてきました。一度使って筋肉に張りが出ています。レースに幅が出て、内回りの2000メートルでも問題なく対応は可能。スムーズな競馬ができればチャンスがあると思います」と期待を寄せる。春は結果を出せなかったが、ここでクラシック上位馬に借りを返す。(内尾 篤嗣)

≪レッドアネモス久々克服だ≫

 友道厩舎のもう1頭は白百合Sを制したレッドアネモス。今回がラジオNIKKEI賞(13着)以来、3か月半ぶりの実戦になる。大江助手は「当初はローズSから始動の予定でしたが、中途半端な状態では使えないので、ぶっつけになりました。短い距離から使ってきたけど、2000メートルまではこなせると思います」と、距離延長にも対応可能とみている。