「関西六大学野球、神院大3-4京産大」(8日、南港中央球場)

 3回戦2試合が行われ、京産大と龍谷大が勝ち点を挙げた。京産大の杉野翔梧外野手(4年・近江)が2安打を放ち、史上13人目となるリーグ戦通算100安打を達成。また、大経大が龍谷大に4-6で敗れて勝ち点を落としたため、第7節を残して大商大の2季連続優勝が決まった。

 2度の苦悩を乗り越えた男が、リーグ史上13人目となる偉業を成し遂げた。「みんなから祝福してもらって、涙が出そうになりました」。「3番・DH」でスタメン出場した杉野が勝利を呼び込む2安打を放ち、リーグ戦通算100安打を達成した。

 杉野の野球人生は決して順風満帆ではなかった。レギュラーをつかんだ1年春に右肘骨折。さらに、2年秋のリーグ戦中に再び右肘の疲労骨折を煩い、大がかりな手術を余儀なくされた。

 右肘への負担を減らすため、左投げへの転向を決意。慣れない左手で箸を持ち、100粒の小豆をつかむなどの自主練習を毎日行った。地道な努力が、ようやく実を結んだ。

 「『杉野に回せ!』と言ってくれていたので、絶対に打ちたかった。ずっと支えてくれた両親に一番に伝えたいです」とはにかんだ。努力でつかんだ自信を胸に、野球を離れる次のステージでも輝いて見せる。