◆ア・リーグ地区シリーズ第3戦 ツインズ1ー5ヤンキース(7日、ターゲット・フィールド)

 田中将大投手(30)を擁するヤンキースが7日(日本時間8日)、ツインズとの地区シリーズ第3戦に5―1で3連勝し、12日(同13日)開幕のリーグ優勝決定シリーズに2年ぶりの進出を決めた。レイズはアストロズに10―3で初勝利(2敗)を挙げた。ナ・リーグはナショナルズ、カージナルスが勝ち、ともに2勝2敗となった。

 3連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出一番乗り。最後の打者・クルーズが見逃し三振に倒れると、田中は笑顔でベンチを飛び出した。静まり返る敵地のマウンドにヤ軍ナインの歓声が響く。「うれしいっすよ。うれしいけど、目指しているのはもっと先なので」。喜びと余裕が入り交じる今季2度目のシャンパンファイト。「集団暴行を受けたみたい」とびしょ濡れの顔をほころばせた。

 攻守がかみ合った。先発セベリーノは「田中の登板が参考になった。一番は忍耐。走者を背負っても、打者に集中して捕手のミットを目掛けて投げている」。兄貴分と慕う田中の第2戦(5日、5回1失点)から学んだ“10月の投球術”を体現。初回1死一塁で二ゴロ併殺、2回無死満塁は後続3者を凡退、ピンチを切り抜け4回無失点。その後は小刻みな継投で逃げ切った。

 打ってはトーレスがポストシーズン初アーチとなる先制弾。22歳298日でのPSでの本塁打は、ジーターに次ぐ2番目の球団年少記録だ。トーレスの4打数3安打1盗塁の大活躍もあって、100勝軍団ツインズを地区シリーズ史上初の3タテ。ツインズとのPS13連勝もメジャー記録を更新し、力の差をみせつけた。

 「スイープで決められて、日程的にも余裕が生まれる。すごくいい流れ」と田中。手応えを胸に、12日に開幕するリーグ優勝決定シリーズのマウンドに備える。(一村 順子)