2020年東京五輪に出場するロシアのフェンシングチームが千葉県長柄町で事前キャンプを行うことが決まり、同町役場で8日、覚書の調印式があった。チームの約70人が、同町にある総合スポーツ施設「リソル生命の森」を拠点に事前キャンプを実施する。同町は今後、ロシアについて学ぶ会やフェンシングの体験会を開き、交流を深めていく。

 この日、同町役場で清田勝利町長とロシアフェンシング協会・ナショナルチームチーフのカズベク・カラエフ氏が覚書に調印した。カラエフ氏は「長柄町は施設がよい上に、自然も多く、スタッフも親切で選手がリラックスできる環境だと感じた」と話した。

 同町はかねて、町を挙げて事前キャンプの誘致を進めていた。清田町長は「調印をして身の引き締まる思いがした。選手らが万全の状態で試合に臨めるようにしたい」「人口7千人を割る小さな町にとって、町民の意識を大きく変える機会になるだろう」と述べた。(稲田博一)