来春の甲子園センバツ大会への重要な選考資料となる秋季高校野球北信越大会が12日、石川県で開幕する。

1回戦で北陸(福井3位)と対戦する県王者の北越は、佐藤圭遊撃手(2年)が県大会から好調を維持している。佐藤圭は、「レベルの高い相手との試合は楽しみ。勝利を重ねてセンバツ行きを決めたい」と意気込む。春夏通じて同校初の甲子園に向け、臨戦態勢に入っている。

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9月30日に優勝で終えた秋季県大会後の1週間は、定期試験のため、勉強に集中した。テスト明けとなり、再開された週末の練習では、北信越大会に向け、気持ちを入れ直すかのようにバットを振り込む佐藤圭の姿があった。

3番に座る佐藤圭の魅力はセンター方向への打撃だ。「飛距離も出るようになった」。確実に芯でとらえるミート力に、夏ごろからパワーがつき、長打も目立つようになった。準決勝の加茂暁星戦では三塁打と二塁打を1本ずつ、決勝の新潟産大付戦でも2本の二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。

佐藤圭には教訓となった試合がある。今夏の県大会、準々決勝・糸魚川戦。先制した直後の2回、糸魚川の5番・伊藤に同点本塁打を浴びた。この試合、6番三塁手でスタメン出場した佐藤圭は、「失投を見逃さずに確実にとらえる打撃はすごかった」と振り返る。北越はこの試合、1-2で惜敗。「あの一打が大きかった。ワンプレーで試合の流れが変わることを学んだ」と振り返る。

新チームから遊撃手へと転向した。「ショートは、小学生から守っている愛着のあるポジション。守備機会も多くなるので、守りでもチームを助けたい」。小島清監督もキーマンとして名前を挙げる佐藤圭は、攻守の柱になる覚悟を固めている。

迎える北信越大会で佐藤圭は、「星稜を倒したい」と力を込める。今夏の甲子園で好投した荻原吟哉投手(2年)が主戦を務めるなど、星稜は大会優勝候補の筆頭だ。「全国的にも注目を集める強豪を倒して全国へ行く」と佐藤圭。その目標を実現させるためにも、まずは、北陸との初戦で大暴れするつもりだ。

◆佐藤圭(さとう・けい)2002年(平14)12月10日生まれ、新潟市中央区出身。上山小、新通小-上山中。小3で野球を始め、少年野球では投手兼遊撃手。中学は遊撃手。阿部柚士郎投手、橋本悠平外野手は中学からのチームメート。中3夏の北信越大会、準決勝で寺西成騎投手(現星稜2年)擁する石川根上中に1-2で敗れた。得意教科は数学。好きな食べ物はラーメン。171センチ、64キロ。右投げ右打ち。