付け人への2度目の暴力で日本相撲協会から自主的な引退を促されている大相撲の十両・貴ノ富士(22)=千賀ノ浦=について、師匠・千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)が8日、東京・台東区の部屋での朝稽古後、取材に応じた。

 11日までに貴ノ富士の代理人弁護士が協会に進退などについての意向を文書で伝えることになっている。代理人弁護士からは、師弟での対面は控えてほしい旨を伝えられていると明かし、「本人とまだ(意思確認の)連絡が取れていない。私の弟子ですから、いろいろと心配です。電話で話すことじゃないし、顔を合わせて話し合いたい。なぜ会ってはいけないのか」と困惑気味だった。

 部屋での謹慎を言い渡されている貴ノ富士だが、今も都内のマンションに滞在しているという。同親方は話し合いを求めて複数回、訪れたが応答はないという。

 それでも千賀ノ浦親方に、弟子を思う気持ちは変わらなかった。懲戒処分ではない自主引退ならば、退職金が支払われる。師匠の判断だけで引退届を協会に提出する可能性については、「ちょっとまだ、それは考えていない」と否定。あくまで本人との話し合いを第一に考えたい意向だ。