▼6日に亡くなった金田正一さんは2球団で通算400勝したが、内訳は50~64年の国鉄で353勝、65~69年の巨人で47勝。国鉄時代の15年でマークした勝利数だけで、歴代2位の米田(近鉄)の350勝を超えている。

当時の国鉄は弱小球団で、金田が在籍した15年間でAクラスは3位の61年だけ。Bクラスが14度、5位以下が9度あった。この15年間で国鉄は通算833勝だから、チームの42%が金田の白星だった。国鉄は打撃が弱く、金田が記録した353勝のうち140勝はチームの得点が3点以下。国鉄時代には0-1の完投負けが21試合もあり、打力のあるチームで投げていれば白星はもっと増えていただろう。

▼51~64年にマークした14年連続20勝以上も不滅の記録。20勝回数の2位は稲尾(西鉄)米田らの8度、連続20勝の2位は稲尾の8年で、金田の記録が突出している。自身最多の31勝した58年は開幕戦から9戦9勝と好調で、チーム51試合目、6月13日の巨人戦で早くも20勝を達成。1リーグ時代の39年スタルヒン(巨人)の6月20日を抜くスピード20勝となった。6月中に20勝は58年金田が最後で、この記録も今後抜かれることはないだろう。