◆第24回秋華賞・G1(10月13日・芝2000メートル、京都競馬場)

 第24回秋華賞・G1(13日、京都)は、桜花賞馬とオークス馬が不在。そこで存在感を増すのが、両レースいずれも3着のクロノジェネシスだ。デビュー戦から手綱を執り続ける北村友一騎手(33)=栗東・フリー=を今回、内尾篤嗣記者が直撃。夏の休養を経て随分と大人になったパートナーについて聞いた。

 ―北村友騎手はクロノジェネシスのデビュー以来、6戦すべて手綱を執ってきました。桜花賞、オークスはいずれも3着でした。

 「桜花賞は3コーナー手前で接触してスムーズじゃないところはあったのですが、外に出してからよく伸びていました。オークスは2400メートルがどうかと思っていたんですが、タフな流れのなかで、しっかり反応して走り切ってくれました。どちらも本当によく頑張っています」

 ―2日の1週前追い切りでこの秋、初騎乗。栗東・CWコースで7ハロン96秒3―12秒1と、ミレニアムクロス(5日に京都・2歳未勝利で1着)を相手に併入しました。感触は?

 「2歳時は追い切りでガムシャラに走る感じでしたが、3歳春になると少しずつ加減して走るようになりました。夏の休養から帰って、そのあたりがどうかと思っていました。乗ってみて、並びかけに行くときはメチャクチャ速くていい反応でピュッと前に出るけど、あとは加減して相手に合わせる感じでした」

 ―手応えが見劣るようにも見えましたが、そこはどう分析しますか?

 「大人びて賢くなっていますが、休み明けなのでもう少し息をつくるためにも動いてほしかったとも思います。そのあたりは今週の追い切りで、また確認したいです」

 ―今回は5か月ぶりのレースです。春と比べて成長した点は?

 「少し体が増えて、いい意味で実になっている感じです。使っているときと比べて息の入りは少し遅かったのですが、走り自体に重苦しさはないです。だから、体が増えていても問題はありません。デビュー前から体幹が良く、いい体幹を保って成長しています」

距離合いそう ―今回は京都の内回りの2000メートルが舞台です。

 「距離自体は合ってそうな感じがします。器用さも兼ね備えているので、内回りでも上手に対応してくれると思っています。京都コース自体は初めてだけど、特に問題はないと思います」

 ―北村友騎手は今春の大阪杯をアルアインで勝ち、JRA・G1初勝利となりました。秋も活躍が期待されます。最後に秋華賞へ意気込みを。

 「クロノジェネシスは、いつもレースで本当に頑張って走ってくれます。真面目で一生懸命な斉藤崇史先生、携わる関係者の方々がみんな勝ちたいと思って、ここまでやってきました。僕がG1初勝利に導けるよう頑張りたいです」

 ◆北村 友一(きたむら・ゆういち)1986年10月3日、滋賀県生まれ。33歳。06年3月にデビューし、JRA通算706勝。JRA・G1・1勝を含む重賞17勝。地方では昨年の全日本2歳優駿・交流G1(ノーヴァレンダ)を制覇。趣味の読書は「宇宙、栄養学、歴史の本、小説も含めて何でも読みます」。最近見て感動した映画はトイ・ストーリー4、ライオン・キングで「ディズニーやファンタジーものが好きです」。164・5センチ、51キロ。血液型A。