巨人の原辰徳監督(61)が7日、6日に亡くなった金田正一さんの教えを継承して日本一を目指す決意を示した。東京Dの練習前、金田さんの永久欠番「34」のプレートがある右翼席を向き全員で黙とうした。

 「僕から見ると本当に鉄人であり野球の教科書。監督をやる上で大変影響を受けた先生の一人。金田イズム、金田魂を宝物にして後輩たちに伝えていきたい」

 金田さんの教えで特に印象に残っているのは、下半身の重要さ。選手を指導する上で大切にしている。

 「足を使う。投手も打者も。全力で走って全力で投げて、全力で振れる。これはとても大事なことなんだと教えていただきました」

 毎年のように食事して話を聞いた。キャンプでは力強い激励も受けた。今年も6月に東京Dで対面。金田さんはいつも巨人戦の結果を気にしていた。思いは原監督に伝わっていた。

 「金田さんの家にはテレビが6台あったそうです。全部(セ・パ6試合)が見える状態で。特にジャイアンツに対する思いは強く、応援していただいた」

 9日からのCS最終S(東京D)の相手は今季15勝10敗と勝ち越している阪神に決まった。金田さんに日本一を報告するため、一戦必勝で戦う。(片岡 優帆)