「秋華賞・G1」(13日、京都)

 牝馬3冠最終戦。ダノンファンタジーの春は桜花賞、オークスで涙をのんだが、秋初戦のローズSをレコードVと好スタート。2歳女王が最後の1冠を手にする。

 もう一度女王の座へ-。昨年の2歳女王ダノンファンタジーが、反撃態勢を整えて頂点を目指す。1番人気に支持された桜花賞は4着、逆襲に燃えたオークスは5着。あと一歩届かなかった春のクラシックでの借りは、きっちりと返す。

 前哨戦のローズSでは強烈なインパクトを残した。スローペースのなか、馬群の中で折り合いをつけると、メンバー最速の上がり3F33秒1で抜け出してレコード勝ち。猿橋助手は「全体的に緩さがなくなって、体幹がしっかりしてきましたね。芯が入ってきた、と成長を感じ臨めました。やはり力がある。そう改めて思った一戦でした」と振り返る。成長した姿を見せ、最高の形で秋初戦をクリアした。

 前走後も順調だ。中間はテンションをコントロールすることに重点を置いて調整。体は減っておらず、不安のない状態。「いい意味で変わらずに順調に来ています。今度は京都の内回りになりますが、うまくクリアしてくれるはず、と思っています」と信頼を寄せていた。

 桜花賞馬、オークス馬不在の一戦。ラスト1冠獲りへ、唯一のG1馬が存在感を示す。

 1週前追い切りは栗東芝で6F79秒1-12秒0(馬なり)。本馬場で追い切った分もあるが、いつも以上にしなやかなフットワーク。課題のテンションもうまくキープしており、不安なく調整が進んでいる。