茨城県で12日に始まる第19回全国障害者スポーツ大会のアーチェリー競技に、海上自衛隊呉地方総監部(呉市)の防衛技官、渡辺大輔さん(46)が出場する。もともと潜水艦乗りだったが、バイクの事故で障害を負い、後方支援の仕事に回った。それでも「負けず嫌い」な性分は失わず、パラスポーツの世界で頂点を目指す。

 1992年に海上自衛官として入隊。潜水艦の乗員として勤務していた95年1月、人生が突然、暗転した。

 呉基地へバイクで出勤途中、側道から進入してきた車と衝突。半年にわたって手術と入退院を繰り返したが、左腕が動かなくなり、左足の靱帯(じんたい)も失った。復職後の97年に防衛技官へ転向。呉基地業務隊で後方支援の仕事にあたるようになった。