プロ野球の楽天イーグルスは7日、クライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクに敗れ、第2ステージ進出はかなわなかった。仙台市の楽天生命パーク宮城には、選手を後押ししようと約800人のファンが訪れ、中継の画面越しに最後まで声援を送った。

 楽天の先発は仙台出身の岸孝之投手。一回裏を無失点に抑えると、屋内のイーグルスドームは拍手が響いた。仙台市太白区の会社員三浦裕司さん(48)は「負けられない戦いなので、投球も気合が入っている」と笑顔を見せた。

 四回表。浅村栄斗選手が打席に立つと、小雨のスタンドに「ホームラン、ホームラン、浅村」とコールが響いた。打球は右翼席に吸い込まれ、先制のソロ本塁打に。観客は次々にハイタッチし、仙台市青葉区の自営業男性(31)は「今日も打ってくれると信じていた」と両手を突き上げた。

 逆転を許して迎えた九回表。「絶対勝つぞイーグルス」の声援はあと一歩届かなかったが、ファンは「ありがとう」と拍手を送った。仙台市泉区の主婦、水野恵美さん(63)は「選手たちの熱い思いが伝わってきた。来年に向け、気持ちを切り替えて応援したい」と話した。(窪小谷菜月)