◆2019 パーソル クライマックスシリーズ・パ ファーストステージ第3戦 ソフトバンク2―1楽天(7日・福岡ヤフオクドーム)

 試合を決めたのは、内川聖一内野手(37)だ。同点の7回先頭で打席に入り、2番手の宋家豪の内角チェンジアップを振り抜き、左越えの決勝ソロを放った。「打った瞬間、何が起こったのか分からなかった。久しぶりに興奮しすぎて、頭が痛くなった」。ベテランは1点を先行された直後の4回にも同点に追いつく右前適時打。「CSで素晴らしい成績を残している。勝負強いところを見せてくれた」と工藤監督も褒めたたえた。CS(プレーオフ含む)では歴代単独トップとなる10本塁打、51安打、30打点を誇る打棒を見せつけた。

 今季のリーグ防御率トップ(3.63)を誇った投手陣も奮闘した。先発の高橋礼投手(23)は5回1/3を2安打1失点。3番手の嘉弥真新也投手(29)が招いた1―1の7回1死三塁の窮地ではドラフト1位右腕・甲斐野央投手(22)=東洋大=が圧巻の投球だ。最速157キロの速球とフォークを武器に代打・ウィーラーを遊ゴロ、同・フェルナンドは空振り三振に斬って、雄叫びを上げた。

 第1戦に敗れ、土壇場の状況から逆転進出。9日から始まる西武との最終S。「所沢で勝ってきます」と日本シリーズ進出へ意気込んだ指揮官。2年連続の下克上へ、勢いに乗って敵の本拠地に乗り込む。