「セCSファーストS・第3戦、DeNA-阪神」(7日、横浜スタジアム)

 阪神の矢野燿大監督が四回、早くも“勝負手”を切り出した。

 0-0で迎えたこの回、2死一、二塁になったところで、代打・鳥谷を投入。3回まで1安打無失点と好投していた先発・高橋遥に代えて、ベテランを打席に送った。負ければ今季最終戦。今季限りで退団を表明している鳥谷にとっても、敗退となれば阪神での最終打席になる。

 この好機に、DeNAのラミレス監督も、先発・平良から左腕・石田にスイッチ。第1戦に先発した左腕を、中1日で起用する執念采配で対抗した。

 結果的に、鳥谷はバットを振ることなく、3-2から四球を選んで出塁。満塁と塁を進めた。好投を続けていた平良を降ろし、チャンスを広げるなど、きっちりと仕事を果たした。

 しかし続く近本が一ゴロに倒れ、先制することはできなかった。

 横浜上空は現在、分厚い雲に覆われており、断続的に大粒の雨が落ちている状況。この後の予報も悪く、天候が心配されている。5回で試合が成立し、0-0のままなら、レギュラーシーズン上位のDeNAがファイナルSに進む。

 阪神は相手チームに加え、天候とも戦わなければならない状況だ。