―若手選手の抜てき。

 「2軍で(コーチとして)若い選手を4年間、1軍でも不調になった選手などを見てきた中で、若い選手にチャンスを与えたい。(もちろん)それだけの実力がないとダメですが、カープの野球は若手を使いながら勝っていくもの。どんどんアピールして、2軍から1軍に上がってもらいたい。そこをしっかり見たいと思います」

 ―佐々岡さんと言えば1日300球を超える投げ込み。

 「そこは今の野球の違いというかね。トレーニングの違いもある中でも、しっかりと投げて覚えないといけないとこもあると思います。まあ僕らみたいな300球とか、そういう選手はなかなか出てこないと思いますけど。でも、やっぱり投げないと、打たないと。体に染み込ませるものは練習だと思うんですよ。選手も分かっていると思うし、しっかりやってもらいたい」

 ―どういうチームを作るのか。

 「僕は現役時代もそうですが、コーチになっても気持ちは変わらない。やはりチーム全体。野球というのは一人でできるもんじゃない。投手は野手に助けてもらうものだし、野手も投手のためにというそういう気持ち。それがチーム内に浸透し、みんなでひとつの目標に向かって、勝った喜びを味わう、負けた悔しさを味わう。そういうベンチであってほしいですし、(互いに)カバーできる、みんなに愛されるチームをやっていきたいと思います」

 ―ファンへメッセージを。

 「僕が引退したのは、旧市民球場最後の試合。(スタンドが)真っ赤に染まった中で『真っ赤に染めて選手たち、声援を来年も送ってください』と言葉を残した。今の時代、ファンの皆さんに毎試合スタンドを真っ赤に染めてもらい、選手に力を与え、支えてくれたと思います。ビジターでも半分以上も真っ赤に染めて応援してくださっている。ファンのみなさんの姿は選手、我々スタッフにとっても力になる。また来年も選手全員で優勝、日本一を目指して頑張ります。引き続き真っ赤に染めて応援してほしいなと思います」

 ―来季のキーマンは。

 「う~ん。1人に絞るのもなかなか難しい。やっぱり投手は今年エースとして引っ張ってくれた大瀬良大地。(来季も)投手陣を引っ張ってほしいという気持ち。まあ野手では菊池涼、会沢、(鈴木)誠也らがレギュラークラスだが、もっともっと誠也に引っ張ってほしいなと思います」