◆ナ・リーグ地区シリーズ  ▽ナショナルズ4―10ドジャース(6日、ワシントン・ナショナルズ・パーク)

 ナ・リーグの地区シリーズ第3戦は6日(日本時間7日)、ワシントンで行われ、ドジャースがナショナルズを10―4で下して2勝1敗とし、リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけた。前田健太投手(31)は4点リードの8回1死から5番手として登板し、打者2人を簡単に料理した。

 前田がセットアッパーの役割をきっちりと果たし、地区シリーズ突破に王手をかけた。4点リードの8回1死に回ってきたこの日の出番。第1戦で1回3分の2を無失点と好投した右腕は「4点差でしたし、(打者は)2人だったので余裕はありました」。落ち着いた表情で5番ケンドリックにスライダーを4球続けて力のない右飛。続くゴームスは初球のストレートを打たせて一邪飛に仕留め、わずか5球で2人の右打者を封じる完璧リリーフ。ベンチに戻るとチームメートと笑顔でハイタッチを交わした。

 試合は5回まで相手先発サンチェスに1点に抑えられたが、2番手コービンに代わった6回に攻撃陣が7得点の猛攻。ブルペンから逆転劇を見守っていた前田も「2戦目を取られての悪い流れというか、向こうに勢いがあるのかなっていう感じでしたけど、やっと打線がつながった。少し吹っ切れた感じはあるんじゃないかなと思う。たくさん点を取ったので、いい流れが来てると思う」。9回にも2点を追加して2桁得点をマークした味方打線に頼もしそうだった。

 救援陣も左腕のウリアス、守護神のジャンセンと、前田を含む「勝利の方程式」が無失点と盤石の継投。投打のかみ合った逆転勝利に、前田も「すごくいい試合だった。とにかく明日、みんなで勝てるように一生懸命頑張りたい」。力強い言葉でシリーズ突破を誓った。

(穐村 賢通信員)