大相撲の秋巡業が7日、富山・砺波市で行われ、同県出身の朝乃山(25)=高砂=が、地元ファンの声援に応えた。朝の稽古では幕内・明生(24)=立浪=らと申し合い稽古を12番行い10勝2敗。1番1番に会場からは大きな拍手が起き「忙しいなか足を運んでいただいて、ありがとうございますと言いたいです」と笑顔で話した。

 会場の入り口付近には、異例とも言える「朝乃山専用」のグッズ売り場が設置された。しこ名が入ったタオルは開場からわずか1時間で300枚が完売し、1枚1800円のバスタオル100枚も売り切れ。マグネットや朝乃山ストラップも飛ぶように売れ、それぞれ100個ずつが完売する盛況ぶりだった。

 今年の夏場所で初優勝を遂げ、トランプ米大統領から大統領杯をもらい一躍人気者に。「夏もたくさんの人に来てもらって、いい成績を残すことができた。今日も声援をもらって、九州も頑張りたい」とパワーをもらった。前の日は地元の行きつけの食堂「丸忠」で、なつかしの味に舌鼓。「片道40分くらいでしたけど、行きますね。昔からいっているので」と語った。

 9月の秋場所は、前頭2枚目で10勝5敗。九州場所(11月10日・福岡国際センター)では、新三役に昇進する可能性もある。世代交代をリードする25歳は「来場所は1年の最後。稽古に精進して、いい成績を残して今年を終わりたい。三役になって、その上を目指して頑張りたい」と意気込んだ。