先週土曜日は東京、京都の2場で新馬戦計5レースが行われ、東京では4R(ダート1600m)でタイアンキチジツが快勝。京都ではクラブ募集価格1億5000万円の期待馬もデビュー勝ちした。

 縁起のいい馬名が府中のダートにこだました。東京4R・ダート1600mに出走した7番人気のタイアンキチジツ(牝、父ダンカーク、美浦・中舘)は、好位追走から差し切って新馬勝ち。直線はラチ沿いをしぶとく追い上げ、逃げ込みを図る3番人気アールウェルス(2着)をゴール前で首差とらえた。今年デビューのルーキー・岩田望はこの日が東京競馬初参戦、4レース目にして初勝利を飾った。勝ちタイムは1分39秒2。岩田望は「道中いい位置につけられて、直線は内からよく踏ん張ってくれた。馬群に入っても大丈夫でしたし、次につながる内容だったと思います」と振り返った。中舘師は「スタートの芝部分でもたもたしたし、ダート向きだと思う。慌てずにいきます」と話した。(採点・★★☆☆☆)

 東京の5R(芝1600m)では、中団追走の3番人気ラッシュアップ(牡、父ヴィクトワールピサ、美浦・金成)が、残り200mを切ったあたりで抜け出し、デビュー戦を快勝。最後は2着の10番人気スピードオブラブに追い詰められたが、半馬身振り切って勝利をつかみ取った。勝ちタイムは1分36秒5。先行策を取った1番人気クロミナンスは直線で余力がなくなり、さらに1馬身1/4差の3着に敗れた。戸崎圭は「体に緩いところがありながらも、これだけのパフォーマンスを見せてくれた。楽しみです」とレースぶりを評価。今後の活躍に期待を寄せた。(採点・★★★☆☆)

 京都では、4R(ダート1400m)では、ヘニーヒューズ産駒の2番人気ディモールト(牡、栗東・角田)がデビュー戦を快勝した。スタートから先手を奪ってマイペースの逃げ。直線で迫る1番人気メイショウアゴニカを振り切り、1分27秒0のタイムでフィニッシュした。池添は「内枠でしたし、ゲートをしっかりと出てくれたのでハナへ。厳しい流れでしたが、直線で手前を変えてもうひと伸びしてくれました」と振り返った。「ダート適性がありましたね」と角田師。今後は北海道2歳優駿(31日・門別、ダート1800m)を視野に調整される。(採点・★★☆☆☆)

 5R(芝1800m)は、サンデーサラブレッドクラブで募集価格1億5000万円の期待馬がデビュー勝ち。米G1を3勝した母を持つ1番人気ディアスティマ(牡、ディープインパクト、栗東・高野)が1分47秒7のタイムでV。スタートを決めて2番手を追走。直線で逃げる2番人気グランレイに並びかけると、鞍上・北村友のアクションに反応して抜け出し、後続に1馬身1/4差をつけてゴールした。「切れる馬じゃないと思ったので前々で。スローのヨーイドンにはしたくなかった」と北村友。追い切りの動きに不満を感じていた高野師は驚きの様子。「この状況で勝つんだから大したもの。上積みは相当ある」と今後の成長を楽しみにした。(採点・★★★☆☆)

 6R(芝1200m)は、豪州産馬のクラシックココア(牝、父ファストネットロック、栗東・安田隆)が、単勝1・5倍の圧倒的支持に応えた。二の脚でハナに立って主導権を握ると、直線では2番手につけた3番人気スマートルミエール(2着)とのたたき合いに。最後まで抜かせず、半馬身差をつけてフィニッシュした。北村友は「スピードがあると思っていましたし、成長段階の中ですが、期待通りの走りをしてくれました」と話し「2歳になったばかりの南半球産なので、これから順調に成長していってほしいと思います」と期待していた。 (採点・★★★★☆)