先週土曜日、東京で行われた「サウジアラビアRC・G3」(芝1600m)はサリオスが圧巻のレコード勝ち。デビューから2連勝で重賞初Vを決めた。また、京都の「りんどう賞」(芝1400m)では、ヤマカツマーメイドが差し切り勝ちで2勝目をマークした。

 17年ダノンプレミアム、18年グランアレグリアと2年連続で勝ち馬がのちにG1馬になった出世レース「第5回サウジアラビアロイヤルC・G3」(芝1600m)は5日、東京11Rに9頭で争われ、単勝1・5倍の1番人気に支持されたサリオス(美浦・堀)が1分32秒7のレコードタイムでV。1馬身1/4差の2着は2番人気のクラヴァシュドール、さらに3馬身半差の3着には3番人気アブソルティスモが続いた。

 期待に違わぬパフォーマンスで重賞初Vを決めた。スムーズなスタートから4番手をキープ。淡々としたペースで流れて直線に向いてからが圧巻の走りだった。クラヴァシュドールに外から迫られ、かわされそうになりながらも、馬体を並べてからさらにひと伸び。最後は1馬身1/4差をつけた。勝ち時計の1分32秒7は従来のレコードを0秒3更新するおまけ付きだ。石橋脩は「2着の馬もかなりの脚を使っていますが、それに伸び負けなかったのは力ですね」と強烈な末脚の切れ味に感嘆していた。

 デビューから無傷の2連勝。「強かったね。いい勝ち方だった。これで(来年の)ダービーは決まったかな」と、ノーザンファーム代表の吉田勝己もジョークまじえて笑みを浮かべた。次走は朝日杯FS(12月15日・阪神、芝1600m)が有力。無限の可能性を秘めた大物の快進撃はこれからも続く。(採点・★★★★★)

 一方、京都では、重賞5勝馬ヤマカツエースの異父妹が2勝目をマークした。9R・りんどう賞(芝1400m)は、5番人気のヤマカツマーメイド(栗東・池添兼)が未勝利戦からの連勝を飾った。1番人気シャドウブロッサム(2着)が逃げる展開で好位を追走。直線で馬群を割って脚を伸ばし、シャドウを首差かわしたところがゴールだった。タイムは1分21秒4。さらに首差の3着には4番人気のリネンファッションが入った。池添は「直線は狭かったけど、早めに抜け出すとソラを使うので待って追いだした。着差以上に強かったと思います」と評価。池添兼師は「ああいう形で物見をする暇がなかったかな。うまくさばいてくれた」と笑顔だった。(採点・★★★☆☆)