◆明治安田生命J1リーグ第28節 浦和2―1清水(6日・埼玉)

 清水エスパルスは浦和に1―2で逆転負けし、今季初の3連勝を逃した。前半19分、FWドウグラス(31)の今季12号で先制。だが同ロスタイムに追いつかれると、後半30分にも失点。このカードは2013年から11戦勝ちなし(3分け8敗)と苦手を払拭できなかった。11位に後退し、プレーオフ圏の16位鳥栖とは勝ち点4差となった。

 またしても“赤い悪魔”を倒せなかった。清水イレブンは耳をつんざく浦和サポーターの声を背に、うつむいてピッチを引き揚げた。放ったシュート4本は今季最少。篠田善之監督(48)は「非常に悔しい敗戦。先制までは良かったが…」と渋い表情を浮かべた。

 守備の要・MFヘナトアウグストが右足首痛で欠場。序盤はボールこそ支配されたが、粘り強い対応でしのぎ前半19分にはDF二見のロングスローの流れからドウグラスが左足で放り込んで1点リードする理想の展開だった。だが同ロスタイム、ラストプレーでクロスからFW興梠に同点被弾。GK大久保は「終わらせ方をしっかりやらないと」。相手エースには直近11試合で10発を許し、完全にカモにされている。

 後半17分にはドウグラスが体調不良で交代。3日の練習も途中で切り上げていたエースがピッチを去ると、迫力不足に陥った。同30分に勝ち越されると、指揮官はFW鄭大世、ユースのFW川本を投入して4―1―4―1に布陣を変えたが流れは来ない。連続ゴールが止まったMF西沢は「距離感をどうしていくか、もう一度確認しないと」と反省を口にした。

 リーグは中断し、次節は19日のホーム広島戦。9位神戸から16位鳥栖まで勝ち点4差にひしめく混戦だけにこの先も気の抜けない戦いが続く。篠田監督は「切り替えてやるしかない」と自分に言い聞かせるように話した。(武藤 瑞基)